1. /
  2. /
  3. 1泊2日の撮影旅を快適にするパッキング術
線路
旅と移動術

1泊2日の撮影旅を快適にするパッキング術

旅に出る前夜って、荷物をまとめながら胸の奥が静かに高鳴りませんか。
明日はどんな光に出会えるのか、どんな色をカメラが受け止めてくれるのか。

その期待を詰め込むほど、荷物はつい多くなりがちですが、1泊2日の撮影旅なら「少ないほど心が自由になる」と感じることが多いです。

私がよく選ぶミニマルな構成を中心に、旅を軽やかにするパッキング術をまとめてみました。

機材について

1泊2日の撮影旅では、カメラはミラーレス1台と単焦点レンズを2本に絞っています。

標準域の35mm、そして少し寄れる50mmか、旅先の空気感を広く写せる24mm。

この組み合わせがあれば、スナップも風景も、食事の写真もほとんど対応できます。

単焦点は軽く、写りにメリハリが生まれ、旅のリズムを途切れさせません。
ズームレンズほどの万能さはないものの、焦点距離が自分の足と目線を整えてくれる感覚があり、旅の中で撮りたいものの輪郭が自然とつかめていきます。

バッテリーは予備を1本、SDカードは2枚あれば十分。
持ちすぎると心配が増える一方で、必要最低限だと旅そのものに意識を向けられます。

荷物が軽くなることで、光に気づく余裕が生まれ、行きたい方向に迷わず歩けるようになるのです。

収納のポイント

パッキングで大切なのは、「撮りたい瞬間にすぐ対応できる配置」です。

カメラはショルダーバッグにそのまま出し、レンズ2本は小さなソフトケースへ。
バッグの中で迷子にならないよう、定位置を決めておくと移動中のストレスが減ります。

服は圧縮袋を使い、上下がひとまとまりになるように収納します。
1泊2日なら着替えも少なくて済むので、小さなバックパックでも十分余裕があります。

洗面道具は旅行用の小分けケースをひとつだけ。
必要なものを最小限にすることで、ホテルでの時間もすっきり整います。

パソコンを持っていく場合は、13インチ程度の軽いモデルを選び、背面ポケットに薄く収めます。
現像作業は旅の合間ではなく、寝る前の少しの時間に行うくらいがちょうどよく、荷物のボリュームも抑えられます。

移動のコツ

公共交通を使った旅では、立ち止まるたびに撮れる状態を保つことが大切です。

バス停や駅のホームでも、ふとした光の角度に心が動く瞬間があり、バッグから時間をかけてカメラを取り出していると、その一瞬が消えてしまいます。

ショルダーバッグや小型のスリングバッグは、旅のテンポを崩さず、移動と撮影の境目をなくしてくれます。

乗り換えの多い旅では、荷物の軽さが体力の余裕に直結します。
歩く距離が長いときは、ベルトの幅が広いバッグを選ぶと肩が疲れにくく、カメラも安全に運べますよ。

また、旅の導線をざっくり決めておくと、撮影に集中する時間を確保しやすくなるものです。
ゆっくり見たい場所や撮りたい光の時間帯を想定するだけで、無駄な移動や荷物の出し入れが減り、旅全体が滑らかに流れます。

荷物を最小限に整えることは、写したいものを選ぶ行為につながります。

軽やかに歩けると、心のアンテナが自然に広がり、旅の中の小さな光や影に気づきやすくなる。

1泊2日の撮影旅がより自由で豊かな時間になるよう、自分に合ったミニマルパッキングをぜひ試してみてください。