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青いバイク
旅と移動術

バイク撮影ツーリングに適した軽量パッキングのポイント

エンジンをかけた瞬間のかすかな振動、朝の空気を切り裂くように伸びる細い道。
バイクで旅に出ると、景色との距離がぐっと近くなり、光の変化にも敏感になります。

撮影旅としてのツーリングは、移動そのものが写真のインスピレーションになり、風景に対する感度が自然に高まっていくように感じます。

250ccクラスの軽いバイクなら、装備を最小限に抑えることで走りの自由度がさらに高まり、撮影のテンポも心地よくなるものです。
ここでは、私がいつも気をつけているパッキングのコツを紹介します。

バッグの選び方

バイクでの撮影旅では、まず「振動に強いバッグ」を選ぶことが大切です。
私はタンクバッグと小さめのシートバッグを組み合わせています。

タンクバッグにはカメラ1台とレンズ1~2本、そしてすぐ取り出したい小物を入れます。
停車したときにバッグを開けるだけで撮影に入れるので、走りと撮影の切り替えが早くなるのが魅力です。

シートバッグは軽量でしっかり固定できるものを選びます。
荷物を詰めすぎると重心が上がって走りにくくなるため、衣類やレインウェア、簡単な工具、モバイルバッテリー程度にとどめています。

容量は大きければ安心ですが、あえて小さめにして「入れすぎを防ぐ」ことが、軽い旅を続けるコツだと感じています。

バックパックを背負うこともできますが、長距離だと肩に負担がかかってしまうため、基本は車体に積載する方向で考えると快適です。

固定方法

積載で最も気をつけたいのは、バッグの揺れを最小限にすることです。
シートバッグは付属のベルトだけでなく、補助のタイダウンベルトを使うと安定感が増します。

特にワインディングではバッグが左右に揺れやすいため、バイクの形に沿うようにしっかり固定すると安心して走れます。

タンクバッグはマグネット式や吸盤式がありますが、長時間走るならストラップ併用がおすすめです。
振動でバッグがわずかにずれると、中の機材にも影響が出るので、定期的に位置を確認しながら走ると気持ちにも余裕が生まれます。

また、カメラはインナークッションやソフトケースに入れておくと、走行中の振動が和らぎ、機材トラブルのリスクを減らせます。
撮影にすぐ入れる状態を維持しつつ、衝撃対策も忘れないようにしています。

雨対策

ツーリング中の天気は変わりやすく、撮影旅では突然の雨がつきものです。
バッグには必ずレインカバーを付け、カメラには防水ケースかジップ付き袋を1枚忍ばせています。

これだけで、急な雨にも冷静に対応できる安心感があります。

衣類は速乾性の高いものを選び、雨具はできるだけ軽くてコンパクトなモデルを。
雨の中でも風景がドラマチックに変化することがあり、レインウェアを着たまま撮影する場面も珍しくありません。

雨粒が光を散らす瞬間や、濡れたアスファルトの反射は、晴天とは違う魅力を持っています。

バイクのシートやタンクは濡れると滑りやすくなるため、撮影のために停車するときは路面状況も確認し、安定してスタンドを立てられる場所を選びます。
小さな注意を積み重ねることで、雨の日でも安心して風景と向き合えます。

軽さを意識したパッキングは、撮影の集中力を高め、走る楽しさも広げてくれます。

風を切りながら走り、気になる光を見つけたらすぐに停まり、写真を撮る。

そんな自由なリズムが生まれるのは、荷物が必要最低限だからこそ。
バイクならではの機動力と、撮りたい景色への近さを活かしながら、軽やかな撮影旅を楽しんでみてください。